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povoが電話番号を持つメイン回線、mineoがサブ回線です。
契約上はそうなっているのに、実際に毎日のデータ通信を担っているのはサブ回線のmineoのほうです。
福岡に移住してから2カ月ほどこの組み合わせで暮らしてみて、docomo回線での通信は朝と昼休みと夕方を除けばまず困りません。ただし、この「困らない」には条件がつきます。
その条件と、mineoというサービス自体の仕組みをあわせてご紹介します。
そもそもmineoとはどんな格安SIMか
mineoを運営しているのは株式会社オプテージという会社です。
関西電力グループの通信事業会社で、個人向けはeo、法人向けはオフィスeo、モバイル回線はmineoというブランドで展開しています。
2019年3月まではケイ・オプティコムという社名でした。
mineoのサービス自体は2014年6月にau回線でスタートし、2015年9月にdocomo回線、2018年9月にsoftbank回線が加わって、個人向けでは国内初となる「トリプルキャリア」のMVNOになりました。
トリプルキャリアといっても、1枚のSIMで3キャリアの電波を自動的に切り替えられるわけではありません。契約時にDプラン(docomo回線)・Aプラン(au回線)・Sプラン(softbank回線)のいずれか1つを選ぶ方式で、プランによってエリアや対応機能が変わります。
たとえばeSIMはDプランとAプランのみ対応で、Sプランでは使えません。
役割が逆転している理由
povoは基本料金が0円になる代わりに、データ通信は使った分だけ課金される仕組みです。
毎日の通信をpovoに任せると結局課金がかさむので、普段のデータ通信はmineoに寄せて、povoは必要なときだけ使うようにしています。
mineoはギガを使いすぎでも低速で無制限に利用できるプランが無料でついているので、思った以上に料金が上がりません。
メインとサブという呼び方と、実際にどちらが働いているかがねじれているのはこのためです。
ラッシュ時間帯のdocomo回線
mineoはdocomoとauとsoftbank、3つの回線から選べますが、私が選んだのはdocomo回線です。平日の朝と昼休みと夕方は速度が落ちます。これは契約前から知っていましたし、実際そのとおりでした。
それでも私の場合、ほとんど気になりません。
理由は単純で、博多や天神のような人が密集する場所にそもそもいないからです。
早期退職したあとは日中の大半を自宅のWi-Fi環境で過ごしていて、モバイル回線を使うのはたいてい通院のときくらいになります。
ラッシュ時間帯に混雑した街中で動画を見続けるような使い方をしていないので、遅いと言われる時間帯でも実害を感じたことがありません。
裏を返せば、毎日満員電車やオフィス街でスマホを触る人が同じ感想になるとは思いません。この記事の「困らない」は、自宅中心の生活を送っている人間の感想として読んでいただければと思います。
楽天モバイルをやめてmineoにした理由
以前はpovoと楽天モバイルの組み合わせでした。
楽天モバイルを外した理由は、電波が悪くて実際に困ったからではありません。先回りしての判断です。
楽天モバイルは自社回線が届かないエリアをauのローミングで補っていますが、このローミングがこの先も同じ条件で続く保証はないと感じていました。
それに加えて、実際に使っていたときの印象として、屋内や店舗の中では楽天回線が弱くなる場面がありました。ローミングに頼り切らない回線に切り替えておいたほうが、長い目で見て気が楽だと判断して解約しました。
結果として今はdocomo回線とau回線という組み合わせになっています。片方が落ちても、もう片方が生きているという分散のさせ方です。
マイピタの料金体系
mineoの主力プラン「マイピタ」は、2025年11月26日に料金を据え置いたまま容量が大幅に増量されました。現在は音声通話SIMで3GB・7GB・15GB・30GB・50GBの5段階です。
| 容量 | 月額(音声通話SIM) | 月額(データ専用SIM) |
|---|---|---|
| 3GB | 1,298円 | 880円 |
| 7GB | 1,518円 | 1,265円 |
| 15GB | 1,958円 | 1,705円 |
| 30GB | 2,178円 | 1,925円 |
| 50GB | 2,948円 | 2,695円 |
電話番号を使わずデータ通信だけで良いなら、データ専用SIMのほうが安く済みます。自分は電話番号が必要な使い方なので音声通話SIMを選んでいますが、タブレットやモバイルWi-Fi用に2枚目を持つような場合はデータ専用SIMも選択肢に入ります。
容量ではなく速度でプランを選ぶ「マイそく」という選択肢もあります。スタンダード(1.5Mbps・990円)、プレミアム(5Mbps・2,200円)、ライト(300kbps・660円)、スーパーライト(32kbps・250円)の4コースで、データ容量そのものに上限がありません。自分は容量を気にしたくないタイプではないので選んでいませんが、通信量を細かく気にしたくない人には向いていると思います。
パケット放題を正しく理解する
自宅中心で通信量が少ない生活だと、無理に大容量を選ばなくて済むのがありがたいところです。3GB・7GBコースには「パケット放題 1Mbps」が無料でついてきます(2025年12月開始)。動画さえ我慢すれば、月末に容量が切れても通信自体は止まりません。
もう一段上の「パケット放題 3Mbps」は2026年3月10日に正式リリースされたオプションです。15GB以上のコースには無料で標準付帯しますが、3GB・7GBコースでも月額385円を足せば追加できます。3Mbpsまで出れば、Instagramや動画視聴も720p程度ならほぼ問題なくこなせます。
どちらも「3日間で10GBを超えると翌日は200kbpsに制限される」という条件がある点は覚えておく必要があります。
ただし制限中でも「mineoスイッチ」という機能で通常回線に切り替えれば、契約容量を消費する形で高速通信ができます。
フリータンクという、他のユーザーの余ったデータを分けてもらえる仕組みもあります。
毎月21日から末日までの間に最大1,000MBまで引き出せますが、これまでの引き出し量が預け入れ量を上回っていて、かつ現在の残容量が1,000MB以下の場合しか引き出せない、という制限があります。まだ使ったことはありませんが、いざというときの保険として頭に入れています。
家族割・複数回線割引
三親等以内の家族(同性パートナー・事実婚も対象)で契約すると、1・2回線目は月55円引き、3回線目以降は月165円引きになる家族割引があります。
最大5回線まで、マイそくのスーパーライトは対象外で、利用には申請が必要です。
家族でなくても、同じeoID内で複数回線を契約していれば、各回線の基本料金から月50円引きになる複数回線割引が自動的に適用されます。
家族割引と重なる場合は家族割引が優先され、6回線目以降は複数回線割引が適用される仕組みです。
サポート体制
電話サポート(mineoサポートダイヤル)は9時から18時まで年中無休で受け付けています。
AIチャット「マイちゃん」は24時間対応、有人のオペレーターチャットは9時から18時です。
紛失・盗難などの緊急停止だけは24時間対応になっています。
実店舗の数は大手キャリアより少ないため、対面でのサポートを重視するタイプの人には向かないかもしれません。
気になる点
ラッシュ時間帯の速度低下は、繰り返しになりますが実際にあります。
ここを納得せずに乗り換えると、安いだけで期待外れという印象で終わるかもしれません。
私はeSIMなので、ドコモ回線の話ばかりになっていますが、従来の物理SIMで良ければ、回線速度や電波に定評のあるソフトバンクで契約することも可能です。
不安のある人はソフトバンクを検討されるのがいいと思います。
もう一つ、実店舗の数は大手キャリアより少ないです。対面でのサポートを重視するタイプの人には向かないと思います。困ったときはサポートへの問い合わせが基本になります。
よくある質問
通勤・通学で毎日使っても問題ない?
ラッシュ時間帯に人の多いエリアで使う頻度が高い人は、速度低下を体感しやすいはずです。私のように自宅中心の生活とは条件が違うので、その場合は参考程度にとどめてください。
povoとmineo、どちらを先に契約すべき?
povo側の使い方は別記事にまとめています。両方の実態を見てから、自分の生活パターンに近いほうを先に決めるのがいいと思います。
家族割引はどんな人向け?
三親等以内の家族で複数回線を持つ予定があるなら申請しておく価値があります。家族でなくても、同じeoIDで2回線目以降を持てば複数回線割引が自動で適用されます。
私が実際に使っている紹介URLはこちらです。mineoの申し込みページ。特典の内容や金額は変更されることがあるので、詳細は申し込み前に公式ページでご確認ください。


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